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家庭教育は,乳幼児期の親子の絆の形成に始まる家族との触れ合いを通じ,「生きる力」の基礎的な資質や能力を育成するもので,教育という川の流れの,最初の水源の清冽な一滴となり得るものです。
基本的な生活習慣・生活能力・豊かな情操,他人に対する思いやり,生命を大切にし,善悪の判断ができるなどの基本的倫理観,社会的なマナー,自制心や自立心などを培うことが家庭教育の重要な役割です。
子どもの教育や人格形成に対して最終的な責任を負うのは家庭であり,子どもの教育に対する責任を自覚し,家庭が本来果たすべき役割を再認識する必要があります。
すなわち,家庭においては,親さらには祖父母等,保護者があふれる愛情を持って,「して良いこと悪いことをわきまえる」「人との関わり合いを通して,みんなと一緒に行動がとれる」「時と場合に応じて,我慢ができる」などの躾を行い,生活の基本的訓練を終えて,社会に送り出す責任があります。
心豊かな子どもを育むためには,子どもが自然と触れ合う機会を増やし,家事の手伝いなどを通して,家族の一員として分担すべき仕事の重要さについて学ばせるとともに,人の役に立つ喜びを味わうことができるようにすることが大切です。
しかし,現在では,家族形態の多様化,家庭の孤立化などにより,家庭の教育力が低下していると言われており,親子が心の絆を深め,十分に精神的な機能を果たすことができない家庭も見受けられます。また,家庭教育に対する自信の喪失・不安を持っている親も少なくありません。
こうした課題解決に向けては,家庭の枠を越え地域社会全体で子どもと触れ合い,話し合う機会を充実させることが望まれています。また,子どもを持つ親が家庭教育の重要性について再認識し,それぞれの家庭において,これからの時代にふさわしい子どもの教育の在り方を模索して,子どもたちが「生きる力」を育んでいくことが必要です。そのため,呉市においては,「呉市家庭教育推進計画」を策定し,家庭の教育力を向上させる施策を展開するとともに,地域社会において家庭教育をバックアップするボランティア団体等を積極的に育成支援していきます。
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