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「生涯学習社会の実現に向けて」
その基礎となる学校教育の充実
その根幹となる社会教育の充実
その土壌となる家庭教育の推進
これは,呉市教育委員会の教育要覧に掲げている呉の教育の言葉です。
家庭教育は,それぞれの家庭で行われる教育であり,この教育によって,子どもは生きるための基礎的な資質や能力を培い,人格を形成していきます。
近年,急激な社会の変化により,家族の構成や機能が多様化するとともに,地域における人と人とのつながりが弱まるなどの社会の変化に伴い,子どもの健全な「育ち」が阻害される事態が生じています。
一方,21世紀は「心の時代・人づくりの時代」と言われており,モノの豊かな時代のまちづくりから,こころの豊かさをテーマにしたまちづくりが必要とされています。
その中で,家庭の教育力の充実の必要性について,平成10年6月の中央教育審議会答申「幼児期からの心の教育の在り方について」では,国として家庭教育におけるしつけの在り方,家庭教育の充実などについて,もう一度家庭教育を見直そう,地域で子育てを支援しよう等が提言されました。
また,内閣総理大臣のもとに設置されている教育改革国民会議報告−教育を変える17の提案−(平成12年12月)では,子どものしつけは親の責任と楽しみであり,小学校入学までの幼児期に必要な,生活の基礎訓練を終えて,社会に出すのが家庭の任務であると指摘しています。
以上の提言を受けて,呉市における家庭教育推進支援施策の実施にあたっては,学校・家庭・地域が一帯となった社会全体の問題として,積極的に家庭における教育力の充実を図っていきます。
具体的な家庭教育充実の方策については,中央教育審議会答申,教育改革国民会議報告等の提言を十分踏まえて,推進していきます。
中央教育審議会「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について」
第一次答申(平成8年7月19日)における家庭教育の在り方と条件整備
(抜 粋)
(2)家庭教育の条件整備と充実方策
[1]家庭教育の在り方と条件整備
家庭における教育は,本来すべて家庭の責任にゆだねられており,それぞれの価値観やスタイルに基づいて行われるべきものである。(中略)条件整備の第一としては,まず,家族がそろって一緒に過ごす時間を多く持ち,一緒に生活や活動をすることができるような環境を整えるということが重要である。(中略)家庭を大切にする社会づくりが重要だと考える。 また,家庭教育については,ともすれば,母親に責任がゆだねられ,父親 の存在感が希薄であるとの指摘がしばしばなされるところであり,父親の家庭教育に対する責任の自覚を求めたい。また,(中略)育児の経験者と して子育ての様々な知恵を持っている祖父母が孫の教育に参加していくことは,一層重要になってくると考えられる。
[2]家庭教育の具体的な充実方策
(a)家庭教育に関する学習機会の充実
親たちに対する子供の発達段階に応じた家庭教育に関する学習機会を 一層充実すべきである。
(b)子育てネットワークづくりの推進
親に対する相談や情報提供の充実など子育てに対する支援体制の整備 を図る必要がある。
(c)親子の共同体験の機会の充実
親子で様々な共同体験,交流活動を行う機会(中略)を行政は積極的に提供すべきだと考える。
(d)父親の家庭教育参加の支援・促進
父親等を対象とした家庭教育に関する学習機会(中略),子供たちに親の働く姿を見せる機会を提供することももっと考えられて良いだろう。
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家庭教育は,「その土壌となる家庭教育の推進」という自明の理を再認識し,市民一人ひとりが家庭を見直し,家庭やおとなの在り方を問う活動を推進することです。その結果として,最終的には,「子どもを育てる者への教育」に行き着くものであると考えています。
呉市では,家庭教育の重要性を鑑み,家庭教育の充実・向上を目指して,平成13年度4月より呉市教育委員会文化振興課の中に家庭教育係を置き,その具体的施策の展開に向けて,推進しています。
呉市教育委員会としては,個々の家庭がその教育力をつけながら,地域とともに,一人ひとりの子どもが心豊かな子どもに育ち,「生きる力」をつける教育を進めるため,家庭教育推進計画を立て,これからの家庭教育を進めていくこととします。
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